三月に出した小説が二次通過まで残っていたと知り、軽く混乱する。もちろん(さっき本屋で知ったくらいなので)最終には残らなかったけど、いや嬉しいというかありがたいことなのだけど、まったく予期しなかったので動揺する。
自作の評価が、書いてる最中も書き終わってからもはげしく揺れまくる、安定しない、というのは大変困ったことでありつついくらかは希望でもあると思う。長い目で見れば自己評価が高すぎず低すぎず、やや厳し目といったところに収まっているのではないだろうか。
しかし手放す直前に読み返しては絶望する、という経験の積み重ねは何か精神によくない癖をつけている気がする。アマチュアがこんなにいつも書くことに苦痛をおぼえてちゃまずいんじゃなかろうか。もっと楽しく出鱈目にやることはできないものか。